
「温泉に行きたいけど、長時間の移動や階段の上り下りを考えると、ちょっと腰が重い」
そんな風に感じることが、最近増えてきました。私も64歳になり、若い頃のように「とりあえず行ってみよう」という気軽さが、少しずつ変わってきたのを実感しています。
でも、温泉そのものは大好きです。だからこそ「体力に負担をかけずに、温泉旅行を楽しむ方法」を、自分なりに整理してみました。今日はその内容を、同じようにシニア世代で温泉旅行を考えている方に向けて、できるだけ詳しくお届けします。
この記事では、移動手段の選び方から、宿の選び方、実際に行ってみた体験談、エリア別のおすすめ、よくある疑問まで、温泉旅行を計画するときに知っておきたいことをまとめました。少し長い記事になりますが、気になる章だけでも読んでいただければと思います。
第1章:「歩かない温泉旅行」とは何か
「歩かない温泉旅行」というのは、決して「まったく歩かない」という意味ではありません。私が考える「歩かない旅行」とは、移動や荷物運びなど、体力を消耗する場面をできるだけ減らした旅行のことです。
具体的には、次のような工夫が含まれます。
- 駅やバス停から宿までの移動距離が短い
- 添乗員や宿のスタッフが荷物を運んでくれる
- 館内にエレベーターがあり、階段移動が少ない
- 観光スポットを「見る」ことが中心で、長時間歩く観光が少ない
- 無理のないスケジュールで、休憩時間が確保されている
こうした条件が整っている旅行であれば、足腰に不安があっても、温泉旅行を十分に楽しめます。むしろ、若い頃のように「あちこち歩き回る」旅行よりも、一つの場所でゆっくり過ごす旅の方が、満足度が高いと感じることも多いのです。
以前は「観光地を全部回らないと損」という気持ちがありましたが、最近は「一つの宿でゆっくり過ごす方が、結局よく覚えている」と感じるようになりました。年齢とともに、旅の楽しみ方も変わってくるのかもしれません。
第2章:選び方は2パターン
「歩かない温泉旅行」を実現する方法は、大きく2つに分かれます。
- ①添乗員付きバスツアー(移動も観光もお任せできる)
- ②個人手配の宿泊予約(自分のペースでゆっくり過ごせる)
どちらが良いかは、その時の体調や同行者、行きたい場所によって変わります。私自身は、両方を使い分けています。ここから、それぞれを詳しく見ていきましょう。

第3章:①添乗員付きバスツアーの全貌
3-1. どんな旅行スタイルか
添乗員付きバスツアーは、出発から帰着まで、すべての移動を添乗員とドライバーが担ってくれるスタイルです。自宅近くの集合場所から出発し、観光地や宿まで連れて行ってもらえるので、自分で電車やバスを乗り継ぐ必要がありません。
クラブツーリズムには、長時間の移動や歩行が少ない「ゆったり旅」シリーズがあり、シニア向けに設計されたプランが充実しています。座席にゆとりがあったり、休憩ポイントが多めに設定されていたりと、体力に配慮した工程になっているのが特徴です。
3-2. メリット
- 移動の手配が不要:行き先までのルートを考える必要がない
- 荷物の心配が少ない:バスへの積み下ろしをスタッフが行ってくれる場合が多い
- 添乗員が同行する安心感:体調が悪くなった場合もすぐに相談できる
- 一人参加でも交流が生まれる:おひとり参加専用プランがあり、同じ立場の参加者と自然に話せる
- 予算が事前に確定する:旅行代金に交通費・宿泊費・一部の食事代が含まれている
3-3. デメリット・注意点
- スケジュールが決まっている:自分の好きなタイミングで出発・帰宅できない
- 団体行動が基本:完全な自由時間は限られる場合がある
- 宿の選択肢が限られる:ツアーで指定された宿に泊まることになる
これらの点は、裏返せば「考えることが少なくて済む」というメリットにもなります。「決めることが多いと疲れる」という方にとっては、むしろ気楽に感じられるはずです。
「一人だと心配だけど、添乗員さんがいれば安心」という声をよく聞きます。私も最初は不安でしたが、おひとり参加の方が多くて、自然と会話が生まれました。バスの中で隣に座った方と、ちょっとした世間話をするのも、旅の楽しみの一つになっています。
3-4. こんな人に向いている
- 移動の手配や荷物運びに不安がある方
- 一人で行動するのが少し心配な方
- 「決める」より「お任せ」したい方
- 旅行中に体調が変化した場合の対応に備えたい方

第4章:②個人手配(宿泊予約)の全貌
4-1. どんな旅行スタイルか
個人手配は、じゃらんなどの宿泊予約サイトを使って、自分で宿を選び、移動手段(新幹線・自家用車など)を決めるスタイルです。行きたい温泉地が決まっている場合や、こだわりの宿に泊まりたい場合に向いています。
4-2. メリット
- 時間の自由度が高い:出発・帰宅時間を自分で決められる
- 宿のこだわり条件で探せる:部屋食、個室食事、バリアフリー対応など、検索条件で絞り込める
- 混雑する時間帯を避けられる:平日や閑散期を選んで、ゆったり過ごせる
- 連泊もしやすい:1泊だけでなく、2泊3日などスケジュールを自由に組める
4-3. デメリット・注意点
- 移動手段を自分で確保する必要がある:新幹線の予約や乗り換えなど
- 荷物は自分で運ぶ:駅から宿までの距離や、階段の有無を事前に確認しておくと安心
- 一人での移動に不安が残る場合がある
4-4. バリアフリー対応の宿を探すコツ
宿泊予約サイトの検索条件では、「エレベーターあり」「バリアフリー」「車椅子対応」といった条件を指定して絞り込むことができます。また、宿の写真ページで、部屋までの経路(階段の有無)や、エレベーターの場所を確認しておくと、当日の不安が減ります。
気になる宿があれば、予約前に電話で「足腰に不安があるのですが、部屋まで階段はありますか」と問い合わせてみるのもおすすめです。多くの旅館は、こうした質問に丁寧に対応してくれます。
4-5. こんな人に向いている
- 行きたい温泉地・宿が決まっている方
- 自分のペースで過ごしたい方
- 部屋食・個室など、宿選びにこだわりがある方
- 移動手段の手配に慣れている方
第5章:選び方フローチャートと3つのチェックポイント
ここまで2つのスタイルを見てきましたが、「結局どちらを選べばいいの?」と思う方も多いはずです。次の3つのポイントをチェックすると、自分に合った方法が見えてきます。
チェック1:移動距離・移動手段への不安度
新幹線の乗り換えや、駅から宿までの移動に不安があるなら、添乗員付きツアーが安心です。逆に、普段から電車移動に慣れていて、特に不安がないなら、個人手配でも問題ありません。
チェック2:同行者の有無
一人での移動が心配な場合は、おひとり参加プランのあるバスツアーがおすすめです。ご夫婦やご友人と一緒であれば、個人手配でも安心感があります。
チェック3:宿へのこだわり
「この宿に泊まりたい」という強い希望があるなら、個人手配で直接予約するのが確実です。宿にこだわりがなく、「とにかく温泉でゆっくりしたい」という場合は、ツアーで指定された宿でも十分満足できることが多いです。
第6章:2つの選び方を比較
| ①添乗員付きバスツアー | ②個人手配(宿泊予約) | |
|---|---|---|
| 移動の手配 | 不要(お任せ) | 自分で手配 |
| 荷物の取り扱い | スタッフが対応する場合が多い | 自分で運ぶ |
| 一人での不安 | 少ない(添乗員同行) | 多少ある |
| 時間の自由度 | ツアー日程に従う | 自分で決められる |
| 宿のこだわり | 選択肢は限られる | 条件検索で探しやすい |
| 予算感 | 事前に確定しやすい | 宿・交通費を個別に確認 |
| こんな人に | 移動・体調に不安がある方 | 自分のペースを重視する方 |

第7章:私の体験談
体験1:日帰り温泉で感じたこと
以前、日帰りで温泉に行ったことがあります。朝出発して、温泉に入り、昼食を食べて、夕方には自宅に戻るという行程でした。温泉自体は気持ちよかったのですが、移動の疲れの方が大きく残ってしまい、「日帰りはもう少し体力があるうちの方が良いかな」と感じました。
体験2:一泊にしてからの変化
それ以来、温泉旅行は一泊二日を基本にしています。一泊すれば、夕食後にゆっくり湯につかり、翌朝もう一度温泉を楽しんでから帰る、という余裕のある旅程が組めます。「歩かない旅行」を考えるなら、日帰りより一泊の方が、結果的に身体への負担が少ないというのが、私の実感です。
また、一泊することで、夜と朝、2回の温泉を楽しめるのも嬉しいポイントです。夜は明かりが灯った庭を眺めながら、朝は空気が澄んだ中で湯につかる。同じ温泉でも、まったく違う雰囲気を味わえます。
「せっかく行くなら、あちこち回らないと」という気持ちを一度手放してみると、一泊二日でも十分に満足できる旅行になります。一つの宿でゆっくり過ごす時間こそが、贅沢なのかもしれません。
第8章:エリア別おすすめの考え方
東日本エリア
東日本には、新幹線でアクセスしやすい温泉地が多くあります。「乗り換えの少なさ」を基準に選ぶと、移動の負担を減らせます。駅から宿までの送迎バスがある宿を選ぶと、駅から歩く距離を最小限にできます。
西日本エリア
西日本にも、歴史ある温泉地が点在しています。こちらも同様に、新幹線駅から近い、または送迎サービスがある宿を選ぶことで、「歩かない旅行」の条件を満たしやすくなります。
具体的な宿探しの際は、宿泊予約サイトの「駅徒歩」「送迎あり」といった条件で絞り込むと、移動の負担が少ない宿を見つけやすくなります。
よくある質問
Q. 杖を使っていても、バスツアーに参加できますか?
A. ほとんどのツアーで参加可能です。事前に伝えておくと、席の配慮や乗降時のサポートをしてもらえます。
Q. 一人で参加するのは不安です…
A. おひとり参加専用プランでは、参加者全員が一人参加のため、自然と交流が生まれやすいです。
Q. 個人手配の宿でバリアフリー対応かどうか、どう確認すればいいですか?
A. 宿泊予約サイトの検索条件で「バリアフリー」「エレベーターあり」などの条件を指定して絞り込むことができます。気になる場合は、予約前に宿へ直接問い合わせるのも安心です。
Q. 日帰りと一泊、どちらがおすすめですか?
A. 体力に不安がある場合は、一泊二日がおすすめです。移動の疲れを宿でリセットでき、温泉も2回楽しめます。
Q. 旅行中に体調が悪くなったら、どうなりますか?
A. 添乗員付きツアーなら、添乗員が対応してくれます。個人手配の場合も、宿のスタッフに相談すれば、多くの場合対応してもらえます。心配な方は、事前に旅行保険への加入も検討してみてください。
Q. 持ち物で気をつけることはありますか?
A. 普段使っている薬は必ず持参しましょう。また、温泉施設内は浴衣やスリッパでの移動が多いため、歩きやすい服装を心がけると、より快適に過ごせます。
ひと言まとめ
- 「歩かない旅行」は、移動・荷物・観光の負担を減らす工夫の積み重ね
- 体力や移動の不安があるなら → 添乗員付きバスツアー(クラブツーリズム)
- 自分のペースで宿を選びたいなら → 個人手配(じゃらん)
- 日帰りより一泊の方が、身体への負担は少なめ
- 宿選びでは「駅からの距離」「送迎の有無」「バリアフリー対応」を確認
まずはプランを見てみましょう
資料請求やプラン検索はすべて無料です。「移動が心配」という方はクラブツーリズムの添乗員付きプラン、「自分のペースで」という方はじゃらんでの宿泊予約から、まずは検索してみてはいかがでしょうか。
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